小林有沙 Arisa Kobayashi
ピアノ
桐朋女子高等学校音楽科を経て、ロームミュージックファンデーションより全額奨学金を得てベルリン芸術大学へ留学。優秀な成績で卒業後、ウィーン国立音楽大学ポストグラデユエート演奏家コースでさらに研鑽を積んだ。2012年モロッコ王妃国際ピアノコンクールにて審査員満場一致で優勝し、併せて最優秀ドビュッシー演奏家賞を受賞。その他、数々の国際コンクールでも入賞している。これまで銀座王子ホール・ヤマハ・カワイなど多くのホールでソロ・リサイタルを行っている他、ニューヨークフィルハーモニック首席奏者やウイーンフィルコンサートマスターのシュトイデ氏らと度々共演。雑誌「音楽の友」や「ショパン」では、確かな音楽作りとそのピアニズムにおいて絶賛されている。オーケストラソリストとしても指揮者山田和樹、飯森範親らと共演する他、ヴァイオリン・チェロ・管楽器奏者らとの共演ピアニストとして信頼も厚い。オーボエ奏者の渡辺克也氏とイエス・キリスト教会(ベルリン)で録音したCD「Cantabile」では「小林有沙のとろける極上ピアニズムも聴きものである」と評されている。これまでに4枚のCDをリリースし、この12月には妹のヴァイオリニスト小林美樹とブラームスのヴァイオリンソナタ全曲ライブ録音のCDがリリースされる予定である。現在は、東京音大・昭和音大・洗足学園音楽大学で非常勤講師として後進の指導に務めている。
Ⓒ Yoshinori Kurosawa







